読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ワールドワイド酒クズの海外酒場放浪記

ワールドワイド酒クズの海外酒場放浪記

フィリピンの軽井沢、知られざる魅力の詰まった高原都市バギオへと。

フィリピン バギオ

「フィリピン」と言われたら、連想するのはきっと青い海、まぶしい南国の灼熱の太陽、むせかえるような高い湿度、そして大都市マニラの喧騒と、高層ビルの隣に広がるスラム街、充実するナイトライフ……といったところだろうか。もちろんそれは間違いではないし、フィリピンの魅力であるとおもう。

しかし、今挙げたような要素がひとつも存在しない場所がフィリピンにはある。

それが高原都市バギオである。

 バギオとは?

フィリピンの首都マニラは高温多湿の熱帯性気候であり、年間平均気温は26.7℃と、一年を通じて日本の夏と似た気候である。

日差しも強烈で、じりじりと肌が焼ける音が聞こえてきそう。それでいて湿度も高く、とにかく暑い。

そんなマニラから北上すること約6時間、標高1500メートルの地にある高原都市、それがバギオ。

バギオの年間平均気温はなんと19.2℃。

昼間はからっとして涼しいばかりか、夜には厚手のジャケットを羽織らないと寒くて身震いするほど。

バギオはフィリピン国民の間では避暑地として非常に有名で、長期休暇の際にはたくさんの人が涼を求めてやってくる。特に夏の時期には、なんと政府機能もまるっと移転してくるのだ。街は富裕層の別荘地として古くから栄えてきたため、治安もマニラとは比較にならないほど良い。

緑豊かな、心地の良い気候。フィリピンの軽井沢と呼ばれる所以である。

 

バギオへの行き方

マニラから高速バスに乗り、約6時間前後で行くことができる。高速バスの便数も多く、なんと24時間運行しているので思いたったその日に行ける。

おすすめのバス会社はビクトリーライナー。空港から近い「パサイ」というエリアにあるためアクセスが良い。また、デラックスシートと呼ばれる少し豪華なバスに乗れると座席もゆったりしており、6時間にわたる長旅もストレスなく過ごす事が出来る。

空港からタクシーに乗って「パサイ ビクトリーライナー」と言えば向かってくれる。


ちなみにバスは直接ターミナルへ出向かなければチケットを買うことができない。購入は2週間前から可能であるため、連休など混雑が予想される時期には早めに購入したほうが良い。

もちろん当日の購入も可能だし、混んでいても数時間待てばチケットは買える。キャンセルも頻繁に出るので、キャンセル待ちをすることもできる。

バスターミナルは大きくて、旅行客の熱気で高揚している。ちょっとした軽食が買えるお店もたくさん並んでいるし、携帯のチャージ(Globe、SMART)も可能。トイレもまあまあ綺麗。Wi-Fiはない。

バギオ行きのチケットを買って待つ。30分前くらいには着くことが多いけど、フィリピン人は適当なので、自分のバスが来ているかはしつこく確認したほうがいい。

今回はデラックスが無事に買えました。中はこんな感じ。椅子がゆったりしていて、足も伸ばせるのでぐっすり眠れる。トイレもついているので安心。

席はトイレから少し離れたところがおすすめです。においが気にならないから。

これがチケット。

通常のバスは600ペソ(約1200円)、デラックスは750ペソ(約1600円)である。安い。

お水とお菓子がもらえる。水は大丈夫だったけど、この謎のお菓子がめちゃめちゃまずかった。食感はベトベトしたカップケーキだけど、表現できない、虫みたいな味がした。周りのフィリピン人を見ても誰ひとり食べていない。

バスは冷蔵庫のように寒い。私は厚手のパーカー、長袖2枚、ストールを持ち込んで、それでも寒かった。これはビクトリーライナー以外のバスも同じ。

バスの中はWi-Fiがつながるが、つながりやすさは運としか言いようがない。たまに運良くつながるかなというくらいに思っておいた方が安心。

高速を降りると、バギオの山を登っていく。

どこまでも山が広がっていて、壮大な眺め。

山の途中に「ライオンズ・ヘッド」という巨大なライオンの石像がある。唐突にライオンが出てくるのでびっくりする。かなり大きいその謎の石像は、写真撮影スポットとしてフィリピン人で賑わっている。

目が虚ろで怖く、ちょっとした悪夢なので、ケノンロードからバギオ入りする人は是非見てほしい。

バギオ到着

今回は道が空いていたので、途中どこにも立ち寄らずにまっすぐバギオへ着いた。だいたい5時間くらいで、これはかなり早いほう。混雑しているときには8時間くらいかかる時もある。

 

バスを降りると、冷んやりとした空気が体を包む。5時間前にいたマニラとは別の国に来たかのようだ。長袖を着ないと肌寒い。空気もからっとしている。

この辺りには何もないので、中心部まではタクシーで移動する。といっても10分かからないくらいだけど。

バギオのタクシーは、セブやマニラとは違ってこの形。山道が多いから四駆なのかな?

タクシーは初乗り35ペソ(約70円)マニラやセブと比べて圧倒的に安い。

バスターミナルにはたくさんタクシーがやってくるのですぐ捕まえることができる。

タクシーの運転手は、こちらが何も言わなくてもメーターを使ってくれるし、無駄な遠回りもしない。乗ってはいけない危険な白タクもない。お釣りもきっちり返してくれるし、ストレスを感じることはほとんどない。

あるとすれば、古い車なので音がうるさいくらい。

 

バギオは寒い。寒いにもかかわらず、不思議なことにタクシーの窓は開いていることが多い。

これは、マニラで流行っている催眠ガスを使ったタクシー強盗をうちの車はしませんよ、という合図なんだという。

ただ、女の子がひとりで乗る場合は念のため窓を開けっ放しにしておいた方がいいよ、とバギオに住むフィリピン人に教えてもらった。

 

街の紹介はまた次回!