読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ワールドワイド酒クズの海外酒場放浪記

ワールドワイド酒クズの海外酒場放浪記

【閲覧注意】超B級スポット「カエル牧場」で蠢くカエルを見ながらカエル肉を食べた【地獄】

シンガポール シンガポール料理

シンガポールの外れに、カエル牧場があるとの噂を聞いた。カエルの牧場・・・?

なんでも、シンガポリアンは小学校の見学学習で訪れるらしい。

そしてそこではカエルも食べられるらしい。

わたし、申し訳ないけれどカエルが苦手なんです。小さなアマガエルも無理なくらい。やつらの、いつどのくらい飛び跳ねてきてわたしの体にひっついてこないかわからない予測不能性を有するあたり、蛇より数倍気持ち悪くて恐ろしくないですか?

 

なので、行ってみました

 

シンガポールの外れにある地獄「Jurong Frog Farm」

その場所の名前は「Jurong Frog Farm」。ウッドランドの先で、もうほとんどマレーシアに近い場所にあります。 

最寄りのMRTはクランジで、そこからExpress Busが出ているようです。

普通にバスで行くと975番に乗って、LOT1 Shopping Mallから15分くらい歩く感じです。遠いわ!

今回はタクシーで行きました。中心部から30分くらいかな。もうね、周りの景色が緑しかなくなっていって、シンガポールにもこういう田舎があるんだなあと驚いたくらいに田舎でした。

 

そんな緑あふれる静かな土地にひっそり佇む、カエル農園。

入り口からしてもう尋常じゃないB級感。

この気味の悪いモニュメントなんやねん、、、、

結構広い敷地とポップな入り口

思ったより敷地は広々としてて、かわいいイラストに溢れてる。

 

あー、いやちょっとキモいわ。

牧場の中に響くヴィィイィン・・・という静かな地響きのような音。水槽のモーター音かと思ったが、よく聞いてみるとそれはカエルの鳴き声であった。

気付いた時点で鳥肌が立つレベルで怖い。何かの怨念がこもっている。

 

地獄に突入してみたらそこは想像以上の地獄であった

とりあえず声が聞こえる建物に接近してみる。

うん、俺知ってる。この薄暗い感じ知ってる。

 

バイオハザードでしょこれ。ゾンビ出てくるやつでしょ。初代のジル編に出てくるハンターが角から突然出てきて軽くおしっこ漏らすやつでしょ。 

バイオハザード バリューパック

バイオハザード バリューパック

 

 しかも、フリかよ!って感じのこの看板。

カエル、噛むのかよ!!?!

 

マジでビビりながら恐る恐る柵の中を覗いてみると・・・

いる

微動だにせずこっちを見ている。仲間にして欲しそうに見ているわけではない。ただただ死んだような目で見ている。

そして、動かずにただヴィィイ・・・と鳴いている。

サイズは手のひらより一回り大きいくらい?田舎の道端にいる大きなウシガエルよりさらにでかい。とりあえずわたしの人生で見た中では一番でかい。キモい。怖いし、キモい。

 

まあでも正直、キモいくらい大きなカエルがじっとしているだけの場所かと思ってちょっと安心した自分がいました。動かないから、なんとなく慣れてくるしさ。まあそりゃキモいけどさ。

 

そんで次のコーナー入ったらさ。

えっ

これ全部

カエルだぁぁああぁあ

ギャァァァアァァァアアァアァアァァァァァァア

ギャァァァアァァァアアァアァアァァァァァァア

f:id:snack_hitomi:20161119234341j:plain

©楳図かずお先生

本当に鳥肌がブワァァァァって立った。多分一生分くらいのカエルを一気に見ていると思う、この数。

カエルはやはり微動だにせず、よく見ると数匹の喉が激しく上下していてヴィイイィイィ・・・と鳴いている。何かを諦めたような目でじっとこちらを見ながらぴくりとも動かないカエルたちは、バイオハザードで生き生きとジルに飛びついてくるハンターの恐怖とはまた違った、静かな怨念をこちらに向けられているような恐怖があった。呪怨・・・・

 

ここの支配人は気が狂っているのか、1ドルのガチャで餌を売っている。

その餌を棒で檻の中に入れるわけね。

その棒を微動だにしないカエルの群れに突っ込むと・・・

ビヨンビヨォオンって急にカエルが動き始めて天高く飛び跳ね始めるんでして ギャアァアァァァアアァァ

芥川龍之介かっつう。蜘蛛の糸なるほどこういう感じか・・・と。私だったら怖すぎて速攻下に落ちるか、もうその場で舌噛んで死ぬわ。カンダタが下から登ってくる何百という罪人たちを見て、恐ろしさのあまり馬鹿みたいに口を開けた気持ちめっちゃ分かるわ。なんというか、死を悟った中にいるはずの生き物から放たれる生への執着のパワーすごい。怖い。

 

うん、俺帰りたい。

そして地獄は続く

次の建物に入る頃には、到着してまだ15分くらいなのにテンションだだ下がり。ポップな看板すらキモすぎて吐き気を催すレベル。

カエルの卵は幼少期に見て以来見た事なかったけど、キモい

わかりますか、このぼんやりとした白い物体・・・

これ卵。

こちらはオタマジャクシゾーンらしく、水が張ってあります。

よく見ると壁際に群がる、カエル直前の方々。

わかります?カエル未満の方々。

泣きそう。

そんな恐怖の最中の私にも優しく広がる池。ヴィィイィン・・・という絶望の音以外は静かな景色。

中に何がいるのかわからず、近づくことすら躊躇われる美しい池。そこはかとなく漂う、死の香り。

帰りたい

カエルのお土産やさん

カエル牧場の中にはポップなお店があった。

ここで食べれるわけね!!

メニューを見る。カエルしかない。

いや、クロコダイルもある。。。

お土産コーナーが妙に充実してたので見てたら

肉売ってた。

いざカエルを食べる

もうこの時点でテンションもだだ下がりだし、一刻も早く帰りたかったけど、ここまで来たからにはカエルを食べないわけにはいかない。

 

まずスイーツから。

SNOW JELLY DESSERT($5)

これ。カエルの卵管です

味は普通の甘いデザート食べている感じ。食感はチュルっとしていて、本当にただのゼリーみたい。カエルの卵管だよって言われなかったら絶対気づかない。さっきまで見ていたカエルの卵管だよって言われなければ美味しく食べれたであろうカエルの卵管。

ちなみに漢方的には、体にとても良いらしい。

 

そしていざ肉へ。調理の様子を見せてもらいました。

こちらがカエル肉。血・・・

このカエル肉に衣をつけて、一気に唐揚げにする。

カエルのコスプレをしたお姉さんがカリッと揚げてくれる。お姉さんは日本が大好きとのことで、とても優しくて可愛らしい子でした。

ちなみにここでは、カエルの皮のフライが無料で食べれる。

揚げる前の皮。びっくりするくらい硬かった。

カエルのお姉さん渾身のカエルフライがこれ!$15。

お皿もカエルという憎い演出。

いざ食べます。見た目は鳥のから揚げのよう。

ヴィィイィン・・という死の咆哮を聞きながら口に入れる。

うまい

思ったよりもジューシーだし、臭みもない。小骨がたくさんあるイメージだったけど、ほとんど感じない。鳥のもも肉よりはあっさり、でもむね肉よりはジューシーな唐揚げという感じ。柔らかいし美味しい。

これは皮のフライ。

特に味はない。カリッとしておつまみに良さそう。ビールを飲みたい。というか、ビールなしにはやってられない。

 

結論:カエルは酒に合う

カエルは思っていたよりもずっと鶏肉でとてもおいしかった。漢方ではヘルシーで栄養価の高い食べ物として人気なのもわかる。

でも彼らの死の咆哮を聞きながら食べるものでは決してない。

そして、カエルは酒に合う。というか、酒が飲みたい。酒を飲んでいろんなことを忘れながらならば食べたい。

この手の震えは死を感じたカエルへの恐怖ではなく、酒が足りないことによる禁断症状だと信じたい。

 

そんなカエル牧場でした。

 

Jurong Frong Farm

51 Lim Chu Kang Lane 6 Singapore 718864

TEL 6791-7229